2023.10.13
月が丘幼稚園・保育園 見学・説明会を開催しました
2023年10月13日に、月が丘幼稚園・保育園 見学・説明会を開催しました。
見学会
体育館では、遊具を用意し身体を動かす遊び。
年長さんクラスでは、鍵盤ハーモニカ、知育。
年中さんクラスでは、みんなでゲーム遊びや自由遊び。
年少さんクラスでは、あいさつや歌、折り紙など。
といった園での普段の様子を見学していただきました。
園見学は随時受け付けておりますので、ご希望の方は園までお問い合わせください。
説明会
鈴木園長より
月が丘幼稚園・保育園長の鈴木の方から方針等説明させていただきたいと思います。
園長の鈴木と申します、本日はお越しいただき、ありがとうございます。
月が丘幼稚園ですが、創立は昭和53年、今年で45周年となる歴史のある幼稚園です。
そして今は保育園と合わせて、認定こども園ということで、0歳児から5歳児まですべてのお子さんをお預かりしています。
その当時の、龍澤とよ理事長が幼稚園を建てるにあたって持っていた理念が、
幼児の健やかな成長のためには、
ということをモットーにしておりました。
その初代の理事長の考え方はずっと今日まで継承されて、子どもたちがすくすくと育っています。まず初めに動画を見ていただいて、どのような活動をしているかというのを見ていただきたいと思います。
園にはかわいい子どもたちがたくさんいます。わたしも朝から園庭のところに立って子どもたちを迎えるのですが、元気なあいさつをしてくれることでエネルギーをもらっています。
それでは、園の経営について、スライドを使いながら、ご説明をさせていただきます。
発展5育
月が丘幼稚園・保育園の教育保育の根幹ですが、発展5育のというものがあります。
『知育』・『徳育』・『読育』・『体育』・『食育』
この5育に加えて『言葉』ということを大切にしながら、毎日教育・保育を展開しています。
『知育』
鉛筆の持ち方とか、ひらがなとかを決して強制して指導するのではなく、文字に興味を持たせながら、子供たちの語彙が増えるような形で教えています。
自分の名前の認識できる、生活に必要な言葉、数え方といったものを使うことができるようにさせたいと思っています。
文部科学省が小学校の子供たちに向けて、子供たちの学力が何に比例しているかというと、語彙の質と量に比例しているということを文科省は言っています。
語彙を豊かにふやしていくということが、これからの子供たちの生活を豊かにする上で、すごく大切なことになってくるかと思います。
その一番の環境は先生たちですので、先生たちも適切な言葉を使いながら、子供たちの言葉をふやしていこうと思っています。
『徳育』
自分から挨拶ができる子供たちを育てていきたいと思っています。
挨拶というのは、相手を認識するまず第1歩、相手意識を持たせる第1歩だと思っています。
自分にとってあなたは大事な人だということを伝える。
その最初の言葉、コミュニケーションのツールとして挨拶というものがあると思います。
挨拶ができる子供にしていきたいと思いますし、人の話をしっかりと聞くことができる。
これもやはり相手意識だと思いますが、(写真左)子供たちに話がしっかりと聞けるように育てていきたいと思っています。
『読育』
絵本の読み聞かせといったものをたくさんさせたいと思っています。また本に触れる習慣を子供たちに身につけさせたいと思っています。
ただ、子供たちが本を読まないというような傾向がこのごろ見受けられます。
これは小学校・中学校・高校・大学とその通りなのですが、実は蓋を開けてみると読まないのではなくて読めないという子供たちもいるようです。
目の動きが今、どこを読んでいるのか、文章を追えないというようなこどもたちも出てきています。来年度から、ビジョントレーニングといって目のトレーニング。これはスポーツ選手もやっているものなのですが、それを取り入れながら子供たちに本に触れる習慣をつけさせていきたいと思っています。
『体育』
専任の体育の先生をお呼びして、それぞれのクラスが楽しく運動をしています。
これも課題がありまして、全国運動能力テストですが、小学校では運動能力テストをやっています。全国平均に比べると、盛岡市は平均より低い種目がたくさんあります。
まず基本は体を楽しく動かしながら、自分の思い通りに体が動くような子供というものにしていきたいと思っています。
たくさん外遊びをさせていきたいと思いますし、あとはそれぞれの機能を有効に活用するような運動を、こういった専任の先生にお願いしながら育てているところです。
『食育』
御飯の時の姿勢とかありますが、マナーを身につけさせるながらお箸が扱えるというようなところ、当たり前のことがきちんと当たり前にできるような子供たちに育てていきたいと思っています。写真の5歳児ですが、上手にお箸を使って食べているところです。
それから感謝の気持ちを持つ。食事が毎回出てきて当たり前と思うのではなくて、感謝しながら食事をできる。そういうような気持ちも育てていきたいと思っています。
『言葉』
先ほども申しましたとおり、気持ちや考えをなかなか自分の言葉で話せないような子供もいます。
発達段階を踏まえながら、自分の気持ち、考えを伝えられるようにしていきたいと思っています。
発展5育
発展5育ということで、月が丘の教育・保育の根幹はここになります。
遊びを通して学ぶ
教育は遊びを通しながら、子供たちが学んでいけるように、さまざまな遊び等を工夫しながらやっております。
関わりを通して学ぶ
それともう一つは、関わりを通して学ぶということを大切にしていきたいと考えています。
この関わりを通して学ぶということについて説明をします。
1.自然との関わり
まず一つは、自然とのかかわりということで、たくさん自然に触れながら感受性を育てながら子供たちの心を育てていきたいと思っています。
2.芸術との関わり
子供たちが作る制作活動もその通りですが、今月来週だったか、フルートのコンサートを企画しております。そういった音楽とか絵画とか、芸術に触れるような機会で、子供たちの心を耕していきたいというふうに思っています。
3.異年齢との関わり
お祭りごっこということで、年長さんがお祭り屋さんになり、年下の子どもたちを招待して、色々楽しむという活動で、異年齢から学ぶということもたくさんありますので、こういった活動を取り入れています。
4.生き物との関わり
コロナが明けてさまざまな活動ができるようになってきましたので、ちゃぐちゃぐ馬っ子を今年度は呼んでみました。
地域の伝統文化に触れるということもそうですが、馬はとても大きくてですね。子供たちすごく大喜びでした。
それからカブトムシもたくさんもらってきました。カブトムシを育てながら、命の大切さとかお世話する大切さなども子供たちに考えて感じ取ってほしいなというふうに思っています。
5.保護者との関わり
保護者との連携ということで、これもやっぱりコロナが明けましたので、さまざまな保護者の方々に園の方に来ていただいて、あるいは子供たちと一緒に活動してもらって開かれた園作りをしていきたいと思います。あとはボランティアも若干名募集してですね。お花好きな人方もいらっしゃると思います。本は子供たちよく読むので、ぼろぼろになるんですね。そういった本の修理とかもお願いできればと思っています。来ていただいて、色々ボランティアをしていただくんですが、時に子供達の様子とか園全体の様子も見ていただくのもいいかなというふうに思っています。
6.地域との関わり
地域との関わりということで、今後施設訪問などを考えております。またさんさ踊りなど地域の文化に触れるというようなことも大事に展開をしていくところです。
子ども一人一人を慈しむ教育・保育
そして、これらの教育保育のを展開する上で、我々が基本的に考えていること、基本姿勢として考えていることは、子供一人一人を慈しむ教育保育ということです。
十把一絡げでクラスをどうのこうのということではなく、一人ひとりの発達課題とか、今の困り事など、そういったことに真摯に向き合いながら、子どもたちがすくすくと成長できるよう、一人一人を慈しむような保育教育を展開できるように心掛けているところです。
慈しむというのは、子供の目線で共感的受動的な態度で保育。
そしてよりよい方向に導いていくという風に考えています。
最終的に月が丘幼稚園・保育園の目標ですが、かしこく思いやりのあるたくましい子供。
創立当時のモットーを実現できるように、保護者の皆様と地域の皆様と連携しながら、子育てにまい進していきたいと考えています。
子供達は本当にかわいいです。職員が汗をかいた分だけ笑顔を増やしてくれると思っています。
園一丸となって子供たちのために職員一人一人が頑張っているところです。
ぜひ月ヶ丘幼稚園・保育園にお越しいただきたいと思います。
よろしくお願いします。これでお話を終わります。